2012年02月27日

前期試験

みなさん、お久しぶり!

国公立大学の前期試験が終わりましたね。

私大の試験も受けた人も多いと思います。

さて、みなさんそれぞれにこの一年頑張った成果を出せましたか?


合格報告まってるぜ!
posted by しもっち at 00:57| Comment(71) | TrackBack(0) | 受験

2011年11月08日

気になったこと

先日、模擬試験の採点会議で気になったことがありました。
力学の単振動の問題なのですが、非常に多くの人が間違えていました。
単振動において、振動中心を基準として力学的エネルギー保存則を立てるというのは、もはやマスターしておいてほしいことですし、それをやろうとしてくれた人はかなり沢山いました。しかし、衝突・合体を含むばね振り子では、合体の前後で振動中心が変わっていることに注意しなくてはなりません。それを見抜けている人は非常に少なかったように思います。

ということで、練習問題です!
チャレンジしてみてください。

単振動.pdf
posted by しもっち at 23:37| Comment(16) | TrackBack(0) | 力学

2011年10月10日

ドップラー効果の研究

ドップラー効果の研究のため、10/8と10/9の2日間、三重県に行ってきました。

気温が30℃程度だったので音速はおよそ

331.5+0.6×30=349.5≒350m/s

静止状態での観測で直線的に運動する音源からの音を観測。
音源の運動速度はおよそ310km/h
観測対象の位置での視線速度の角度30°〜150°

この条件下での振動数の変化の大きさは最大何パーセントでしょう?

みなさん、代わりに計算してみてください。ちゃんと出来ますか?

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posted by しもっち at 00:47| Comment(25) | TrackBack(0) | 波動

2011年10月02日

泣いちまったよ

今日は映画「はやぶさ」を観てきました。
前に別な映画を見に行ったときに流れた予告編でもうあかん感じだったのですが、
予想はしていたけれど、ボロ泣きしてしまいました。

僕は宇宙とは違う分野に進みましたが、やはり興味や憧れは大いにあったので、
自然と仲良くなった友人の中には、宇宙に興味を持っている人が多かったし、
実際にその道に進んでいった友人もいました。

そんなこともあって、なんだかこみ上げるものがありましたね。

だから、一般の方よりも強く突き刺さるものがあったとは思うんですが。
受験で忙しいとは思いますが、みなさんも観に行ってみてもよいかと思います。きっとテンションあがりますよ。



ニュースなどで取り上げられて一般の方でも良く知ることになるような事柄は実にセンセーショナルでロマンにあふれるものですが、そこに行きつくまでの圧倒的に地味で果てしない作業や研究はとても常人では持ち合わせられないような忍耐が必要だったりします。研究の道に進んだ友人達も宇宙の分野にかかわらず、皆そうです。



で、それがなぜ出来るのか?そんな話も昔仲間と沢山しました。結局のところ、自分がそこに真に興味を持って情熱を注げているかどうかです。これは研究にかかわらず、どんな道に進んでも言えることです。たとえそれが趣味だったとしても。




さて、みなさん、

Q1.自分が何をしたいのか?情熱を注げるものが見えていますか?

Q2.生涯の宝だと思える没頭できるような趣味はありますか?



これらは、今すぐ「はい!」と言えなくてもいいです。ただし、次の質問には強く「はい!」と応えられるようにしてほしいです。


Q3.上の2つの質問に「はい!」と応えられるものを求める場として、君は自分の選ぶ大学に大いに期待して胸を躍らせていますか?





今、大学入試という重苦しい重圧に直面して苦しいと思います。でも、それに負けてはいけません!10苦しいと思ったら11の根性ではねのければいいです!そして、自分の行きたい大学に入ってください。なんとなく偏差値ランキング的に行ける大学ではなく、自分が行きたいと思って入る大学です。

せっかく大学に入っても「つまらない」とふてくされてしまう人もいます。でもQ3に「はい」と答えられたら、そうはならないと思いますよ。そして、きっと大学に大いに予想を覆されます。きっと、いまの時点で想像できるアレやコレをはるかに凌駕するものを与えてくれるからね。でも、大学は自分から望まないと、それをくれません。そして、求める人には受け止めきれないくらいくれます。だから、みんなには受験の苦しさの中にも、大学に入ったらあんなことをやってみたい、こんなことをやってみたい、あんな方面に進んでみたい…などと期待と想像をめぐらせてほしいです。きっと圧倒的に充実した大学生活が送れますよ。どうぞ、卒業のときに、言葉にできないこみ上げるものに涙できるように。そして、何年か何十年かした後でも、圧倒的に鮮烈な記憶に幸せを感じられるように。みなさんが、そんな進路をたどってもらえたらと思います。そのためにも、情熱をもって皆さんの授業に臨みます!みんなもガッツでついて来てください。そして、合格を勝ち取ってください!
posted by しもっち at 01:26| Comment(8) | TrackBack(0) | 日記

2011年09月22日

後期スタートと特別授業と冬期講習など

みなさん,お久しぶりです.
夏の後半から忙しくてずいぶんあいてしまいました.またボチボチと書いていきますね.
秋は模試や特別授業等,イベントが盛りだくさんですね.上手く利用して学力UPにつなげてくださいね.

先日,僕も京都校での特別授業を担当させてもらいました.コンデンサー回路の攻略法についての授業でした.夏期講習の電磁気特講HGを取ってくれた人は,そこでもある程度やったことでしたが,例題を増やしてもう少し突っ込んだところまでやりました.京都校生用授業でしたが,少し問題のお裾分けです.是非トライしてみてください.さて,出来るかな〜?

コンデンサー回路の問題.jpg

ガチで方程式を解くのもよしですが,(1)(2)は比を上手く使うと簡単に解けますよ.(3)は比で簡単に・・・というわけには行かないんですが,比で簡単にってのが無理というところを見抜けるかどうかというのも1つのポイントです.その上で,文字の置き方を工夫すると比較的容易に解けますよ〜.

略解はこちら
コンデンサー回路の問題の解答.jpg


ほかにもいろいろな先生方が各校舎で特別授業をされておられますね.積極的に利用して欲しいと思います.




さて,すでに予約日は終わりましたが,冬期講習のお話を少ししておきましょう.良かったら参考にしてみてください.大学別でない一般講座でセンター前の設置講座について紹介してみます.

【物理総整理】
標準問題を中心に全分野をまんべんなく扱う講座です.難問が出題されない大学の対策にはちょうど良いと思います.この時期になると,偏差値ランク的な難易度ではなく,実際の入試問題の問題としての難易度に対応した演習が効果的です.たとえば,神戸大学や大阪市立大学などは偏差値ランク的にはかなり高いですが,出題される問題自体は標準問題までのことが多いですから,こういった講座が適しているでしょう.(神戸校と京都校,京都駅前校で担当します.)

【物理総合実力完成HG】
比較的高難度の問題を中心に全分野をまんべんなく扱う講座です.旧帝大クラスをねらう人にはお勧めです.また,中堅といわれる大学でもかなり高難度の問題が出題されている大学もあります.自分の受ける大学の過去問をよく見て,難易度にあったチョイスをしてください.(京都南校と豊中校で担当します.)

【電磁気特講HG】
夏は電気に重きを置いた講座でしたが,冬は磁気分野に重きを置いた構成になっています.電磁誘導はもちろん,交流回路を含め,頻出分野の徹底理解のための講座です.とくに磁気の分野は最頻出分野である上に後半で学習するため演習量が足りずに不安を抱えてしまうことが多いですね.そんな不安も解消出来ると思いますので,どんな人にもお勧めですね.(京都校と京都南校で担当します.)

【センター物理】
センター形式の演習+解説授業という形態が4日間行われます.センターの練習をしたい人にはお勧めです.(担当はありません.)

【物理ファイナルアタック】
こちらはセンター対策なのですが,演習ナシの講義形式です.演習ではなく講義形式が好きな人で,2日間という短期間でまとめたいという人向けです.(神戸校,京都校,京都駅前校,名古屋校で担当します.)

【センタープレ物理】
センター直前に1回,センター形式の演習+解説授業でセンターの練習をしようという講座です.(担当はありません.)

直前講習については,また近いうちに紹介しますね.
ではでは〜.
posted by しもっち at 13:43| Comment(24) | TrackBack(0) | 講習会

2011年07月27日

電磁誘導の問題

こんばんは〜。

みなさん、夏期講習の復習はうまく進んでいますか?

電磁気特講HGでは、後期に向けて電磁誘導の導入部分を学習しましたね。
でも、もう少しパンチが欲しいという人もいると思います。


ということで、やってみよう!

電磁誘導1.pdf

【追記】
レール間隔の設定がなかったので追記です。
レール間隔はl(スモールエル)としてください。



単振動と電磁誘導の融合問題で頻出問題のひとつです。

端子PQに何もつないでいないときは単なる単振動なので、みんな大丈夫ですよね?

端子PQにコンデンサーをつなぐパターンは非常によくあります。電磁気特講HGの【13】の類題です。【13】ではエネルギーを用いて考察しましたが、この問題では運動方程式からの考察です。こちらの方が少し難しいですね。

そして、端子PQにコイルをつなぐパターンが最後についています。コンデンサーよりもさらに攻略しにくいと思いますが、チャレンジしてみてください。

電磁気特講HGを今後の会期で受講予定の人は受講が終わってからチャレンジするのもよいですね。



今回は解答も一緒にUPしておきます。
略解ですが、答え合わせに使ってください。
でも、まずは何も見ずにチャレンジしてみましょう!




解答
電磁誘導1 解答.pdf
posted by しもっち at 23:20| Comment(23) | TrackBack(0) | 電磁気学

2011年07月24日

南の島

先日、久しぶりに南の島に行ってまいりました。
夏期講習の合間の5日間だけのオフに。。。

写真はクリックすると大きくなります。


金属の塊の飛行機が飛ぶのがやっぱりまだ・・・笑

04sora1.JPG

眼下にはエメラルドなサンゴ礁が

06sora3.JPG

石垣島から船で10分の竹富島
そこにコンドイビーチという浜があります。
日差しは殺人的ですが、圧倒的に美しい。

02condoi.JPG


西表島に渡り、自然満喫。
その前に、ちとインドアなこともしてきました。
機織り、気の遠くなるような作業ですが、なかなか楽しい。
これで布つくるって凄いな〜って思いました。

08hataori1.JPG

しかし、やっぱり、機織り機のほうが気になって仕方なかったです。
あのメカニカルな力学構造たまりませんw

IMG_3581.JPG


夜はナイトツアーに参加してみました。
本州では見られない花ですが、「サガリバナ」という花がそこらじゅうに咲いていて神秘的です。映画の「アバター」のような雰囲気。

12sagaribana1.JPG

帰りに、おっちゃんが道端でヤシガニを捕まえていました。
ヤドカリの1種らいいんですが、デカイ・・・
でかいやつはもっともっとデカくなるそうです。
22yasigani1.JPG

西表島の2日目は、マングローブの川を上ってジャングルのような山道を登り
27jungl.JPG

「マリゥドゥの滝」(発音しにくい)へ
綺麗な景色でした。日本の滝100選のひとつらしいです。
25mariudo1.JPG


つぎの日は石垣島に戻って鍾乳洞に行ってみました。
完全に観光用になっているので、大自然の神秘って感じではなかったけど、普段なかなか見られない光景だし、面白かったね。

35syounyuudou1.JPG


で、こんな鍾乳石もありました。
かなりでかかったです。
37syounyuudou_totoro.JPG
しかし、トトロってもっとカワイイイメージがあったんだが・・・
ちゃんと目も鼻も口もあるけど、怖い・・・
夢に出てきそうです。


そして、こんな石がありました。
IMG_3704.JPG
ややもすると落っこちそうなところにあるけど、うまく引っかかってて決して落ちない様子から、受験生がよく訪れて願かけするそうです。みんなの代わりに「担当の生徒さんたちの志望がきっと叶いますように」とお祈りしておきました。



最後に、人生初のセグウェイに乗ってきました。
DSCF1699.JPG

あんなのうまくバランスとれるのか?と思ってましたが、
セグウェイのほうできっちりバランスとってくれるので簡単に乗れました。
オフロードようになっていて、ちょっとした段差や草むらくらいならグングン進みます。
しかも結構速い!
走るくらいのスピードは余裕で出ます。
具体的にどういうふうにバランスを取っているのかはしりませんが、非常に直感的に乗れる乗り物でした。今のセンサーや動力モーターの技術って凄いなって思いました。


さて、我が短い夏休みはすでに終了しましたが、夏期講習はまだまだ続きます。
みんな、頑張ろう!
posted by しもっち at 11:44| Comment(4) | TrackBack(0) | 日記

2011年07月05日

波動練習問題の解答

みなさ〜ん!

お待たせしました!

だいぶ待たせてしまってすまねぇToT

とりあえず、前とその前の記事の問題の解答をUPしますね。

波動練習問.pdf

レスも含めて、もうちょっとしたらちゃんと書きますね^^
posted by しもっち at 13:46| Comment(14) | TrackBack(0) | 波動

2011年06月23日

波動 その2

ブログの更新が停滞していてスンマセンです〜。
最近、ちょっと忙しくしていたのでごめんなさいね。

波の映像教材を作っていました。
今日、京都南校で使ったのですが、今週から来週にかけていろいろなクラスで使います。
水面波の干渉についての映像教材でした。

また、このブログからも見てもらえるような形でも用意したいと思います。
(たぶん、出来ると思いますが、出来なかったらごめんなさい。)

で、前回の問題の解答なんですが、今週末くらいにはUPしますね。
持ってきてくれた人も沢山いましたが、みんな良くできてますね。

その1があれば、その2もあるんぢゃないの?と思ってたと思うんですが、
はい!ありますよ!
ちゅ〜ことで、やってみてください。

CCF20110603_00001.jpg
posted by しもっち at 00:48| Comment(2) | TrackBack(0) | 波動

2011年06月04日

波動

こんばんはexclamation

さて、前回の問題の解答です。正解を出せている人も沢山いましたね。このブログへの書き込みでなく直接持ってきてくれた人も沢山いますが、みんな良く勉強していると思います。あえて解答を伏せていますが、そういう状況で正解を模索するチャレンジもパワーUPに大きく繋がりますよ〜。あっているかどうか、複数の解法を考えて検証する人などもいますが、非常によいことですね。では、いよいよ解答です!参考にしてみてください。

CCF20110603_00002.jpg



テキストのほうは、SもHも高3スーパーも、いよいよ波動の授業に入りました。波が苦手な人が多いですが、丁寧に観察し、波というものに親しみを持つところから入るといいですね。ということで、いろんな実験からスタートになりました。

スプリングによる波動の伝わり方の観察、反射の観察、定常波の観察、縦波と横波の観察、ゴム紐による弦振動の観察、実際の弦楽器での弦の振動の観察など様々にやりましたね。それぞれが、遊びではなく、今後の授業の中に深くかかわってきます。家でもたくさん実験検証してみてください。また、自転車の荷台用のゴム紐は100円程度で買うことができて、振動を観察するには非常によいアイテムなので、ゲットしてみることをお勧めしますよ。

さて、動画コンテンツを用意してみました。まずは、正弦進行波と、その固定端反射、自由端反射の様子、および、入射波と反射波の合成波(定常波)の様子を簡単なCGアニメーションにしてあります。画像編集の都合でテロップが見にくいところがあります。すんません。ひまがあればまた修正するかもしれませんが、いまはとりあえずってことで。

http://shimocchi.com/teijouha.html

(修正試みましたがなんか上手くいきませんでした・・・)


授業ではスプリングやゴムに加えて、弦楽器の実際の弦に生じる倍振動とそれによる音(ハーモニクスと呼ばれます)を観察してもらいました。うなりも観察しましたね。ここで、ハーモニクスを使ったVictor Wooten氏による名演を紹介しておきます。やっぱり、一流の方は流石ですねるんるん





コントラバスにも憧れがあって、昔少しやってたんですが、最近15年ぶりにやってみたら全然弾けませんでしたがく〜(落胆した顔)

この演奏家の方、来日したら是非見に行きたい!って思っているのですが、ベルリンフィルのコントラバス奏者のEdicson Ruiz氏。すごい!




で、この方もハーモニクスを使った演奏をされています。上のVictor Wooten氏の演奏よりずっと難解ですが、すごく芸術的な演奏です。ま、ここでは両氏の「倍振動の出し方」に注目してみるといいと思います。





今回も問題を出しておきましょう!
波の式を立てる練習です。まだ授業でそこまで進んでないクラスもありますが、無理のない範囲でチャレンジしてみてください。でも、次回の授業が終わったらきっちり出来なあかんよ〜。
波の式には作り方が2種類あって、ある瞬間の波形を平行移動させるタイプの立式法と、振動が伝わるのにかかる時間差から考える方法があります。今回は、前者のタイプ。後者のタイプは次回ね。

CCF20110603_00000.jpg

ではでは〜わーい(嬉しい顔)
posted by しもっち at 05:19| Comment(12) | TrackBack(0) | 波動